FTBucket

FTBucket 開発経緯

きっかけ — 「ログが保存できない」問題

2014年当時、ふたば☆ちゃんねる(虹裏)の過去ログを手軽に保存したいという
需要はありましたが、既存の手段はどれも一長一短でした。

mhtファイルのアップローダ(ふたログ等)
手動でmhtファイルを作ってアップロードする仕組みで、誰かが手間をかけて
バックアップしていないと閲覧できず、また画像が抜けていることも多い状態でした。

自動アーカイブサイト(ふたろぐばこ等)
画像ごと自動保存されている点は優れていましたが、広告が非常に多く、
画像を一枚保存するだけでも複数の広告ページを経由しなければならない仕様で、
実用的とは言えませんでした。

「画像を含めてスレッドを丸ごと、ストレスなく保存したい」
そのシンプルな要望に応えるものがなかったのが、開発のきっかけです。


開発の経緯

まずシンプルなPoCとして、wgetでスレッドを取得しzipにまとめて
ダウンロードさせるだけのPHPスクリプトを作成しました。

これを既存のログサイト(ふたログ)に設置してもらおうとしたところ、
当時すでにメンテナンスが終了していたWindows + PHP4の環境だったため、
動作させることができませんでした。

この制約が逆に設計を決定づけました。

・外部コマンド(wget・zip)は使えない → PHPのみで実装
・PHP4との互換を保つ → フレームワーク不使用
・Windows/Linux両対応

結果として、Webフロントエンド・Webクローラ・ZIP生成・MHT生成を
すべてPHPスクリプトだけで実装した FTBucket が完成しました。


使い方のコンセプト

1. ふたばのスレッドをブラウザで開く
2. ブックマークレットをワンクリックで追跡登録
3. スレッドが落ちた後も、画像・動画を含めたZIPでダウンロード可能

「スレッドを見ながら、気になったら登録するだけ」という手軽さを重視しています。


広がり

FTBucketスクリプトはオープンソースとして配布しており、有志の方々にも
設置していただきました。「定時スレのログ庫」や板ごとの専門ログ庫など、
コミュニティ内でさまざまな形で活用されています。

ftbucket.info 自体も2014年の運用開始以来、旧来のmhtアップローダと比べて
大幅に利便性の高いサービスとして、多くのふたば住民に利用されてきました。


その後のアップデート

2025年 — PHP8対応・オブジェクトストレージ対応
開発当時から互換を保ってきたPHP7系が全てサポート終了となったため、
PHP8への対応を実施。また転送量の増大によるサーバー負荷対策として、
画像ファイルのオブジェクトストレージ(R2)対応も行いました。

2026年 — ローカルクライアント開発
Webサイトだけでなく、ローカル環境でFTBucketのログを快適に管理・閲覧できる
デスクトップアプリケーションを開発しました。

開発から10年以上が経った現在も、月間約900万ページビュー・52万ユニークユーザーに
利用されています。


おわりに

FTBucketは、「ふたばのログを手軽に残したい」というシンプルな動機から
始まった個人開発のサービスです。

気に入ったスレッドを見つけたらぜひ登録してみてください。

→ 使い方はこちら

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