1. 基本的な設置方法
このドキュメントでは、FTBucketの基本的な設置方法について説明します。
サーバー要件
FTBucketを動作させるには、以下の要件を満たしたサーバー環境が必要です。
- PHP: 7.4 以上
- 必須PHP拡張モジュール:
mbstring: マルチバイト文字列(日本語など)の処理に必須。zlib: データ圧縮(gzip)に必須。gd: サムネイル画像の生成に必須。zip: スレッドのzipアーカイブ機能に必須。curl: データ取得全般に利用、オブジェクトストレージ連携や、他のFTBucketインスタンスとの連携に利用。
- 推奨PHP拡張モジュール:
sqlite3: 全文検索、ファイルハッシュ、タグ予測機能で利用。導入を強く推奨します。fileinfo: オブジェクトストレージ連携時のMIMEタイプ判別に利用。
- オプションのPHP拡張モジュール:
msgpack: メタデータのキャッシュを高速化し、パフォーマンスを向上させます。dba(とqdbmハンドラ): メタデータの保存形式として、より高速なKVSを利用可能にします。
設置手順
1. ファイルのアップロード
ダウンロードしたパッケージに含まれる src/ ディレクトリ内のすべてのファイルを、サーバーの公開ディレクトリ(例: public_html)にアップロードします。
2. 設定ファイルの編集
src/config.php をテキストエディタで開き、最低限必要な設定を編集します。
特に、管理者パスワード (RMPASSWD) は必ず初期値から変更してください。
// src/config.php
$APPCONST = array(
// ...
"RMPASSWD" => md5("your_new_password_here"), // 共通削除パスワードのmd5値(変更必須)
// ...
);
Note: パスワードは平文ではなく、
md5()でハッシュ化した値を設定してください。
3. ディレクトリのパーミッション設定
以下のディレクトリに、PHPスクリプトが書き込みを行えるようにパーミッションを設定してください。通常、Webサーバーの実行ユーザー(apache, nginx, www-data など)に書き込み権限を与えます。
src/cont/src/meta/src/zip/src/lock/
サーバー環境によって設定方法は異なりますが、一般的なLinuxサーバーでは chmod や chown コマンドを使用します。
# 例: サーバーのユーザーが www-data の場合
chown -R www-data:www-data /path/to/your/project/src/cont
chown -R www-data:www-data /path/to/your/project/src/meta
chown -R www-data:www-data /path/to/your/project/src/zip
chown -R www-data:www-data /path/to/your/project/src/lock
以上で基本的な設置は完了です。ブラウザでアップロードした場所にアクセスし、FTBucketのトップページが表示されることを確認してください。
4. 動作確認
設置が完了したら、動作確認用のスクリプトを使って環境をチェックできます。
util/setup_checker.phpをsrc/ディレクトリにコピーします。- ブラウザで
http://<あなたのドメイン>/setup_checker.phpにアクセスします。
このスクリプトは、PHPのバージョン、必須・推奨モジュールの有無、ディレクトリのパーミッション、主要な設定値などを一覧で表示します。問題がある項目は赤やオレンジ色でハイライトされるため、設定を見直す際の助けになります。
警告:
setup_checker.phpはサーバーの内部設定情報を表示する可能性があるため、動作確認が完了したら必ずサーバーから削除してください。